らいすぴあ・いぐち
高度精白米・ひかるくん56 5kg(低リン米) 2年産 和歌山県産 無洗米
当店売れ筋ナンバー1!
産地:和歌山県
産年:令和 3年
品名:高度精白米 ひかるくん56 無洗米
特徴:高度精白米・低リン米
送料特別価格実施中→こちらから
ランダーパック使用商品
低リン米研究目的。
慢性腎不全患者における合併症の一つにカルシウム・リン代謝異常に起因する人生骨異栄養症があり、その
うちでも高リン血症の治療に対しては適切な薬剤がないといわれています。唯一ともいえる食事療法も制限が
多く種々の低リン食品が開発されてきましたが、十分に満足できるものではなかった。 食事の内で日本人が
日常主食としている米飯はタンパク質およびリン含有量が多いといわれています。このうち、タンパク質を残し
てリンのみを低下させたものがあれば好都合であるとの観点から低リン米の研究が始まったのです。
高度精白米・低リン米とは・・
日本人の主食であるが、従来より美味であるといわれる米は東北・北陸地方産であれ、タンパクおよびリンの含有量が一般に多く、腎不全患者にとって大変問題があった。米はデンプン層の表層部分にタンパク質が多く含まれるために、酒造用米に加工する場合や、タンパクアレルギー反応を引き起こすアトピー性皮膚炎患者用の米の加工と同じくデンプン層(胚芽層)の一部まで精米度をあげるか、あるいはタンパく分解酵素などによる特殊加工によりタンパく・リンの少ないデンプン主体の米とするかの、いずれかです。このように加工された米は保存期慢性腎不全患者および慢性透析患者にりようされて臨床検査上好結果を得ています。
しかし、味・食感・価格などの面よりみて問題があります。この問題をクリアするためにその米の品種・産地別のタンパく・リン含有量を検討し、その結果、瀬戸内の山側(生活排水の混じらない地区)で産出されるある種の米が最も少ないことが判明しました。また、特殊精米機により加圧撹拌洗米手段という特殊な方法により切削時に発熱させることなく、また、胚芽粒子組織を切断することなく精米し、一般の炊飯器により炊き上げてもデンプンのアルファー化が十分にできて美味なる「ごはん」として食べられるものが提供できるようになったのです。
まず、毎回食べる主食はその条件として味覚が大切と考え、和歌山信愛女子短期大学・食物栄養専攻科の女子学生による味覚テストを行いました。その後、慢性透析患者で高リン血症を呈する患者に使用し、臨床データへの影響を観察しました。
研究結果
味覚テストでは同時に比較した従来発売されている低タンパク低リン米(デンプン米)では常食としては「食べたく
ない」が圧倒的に多かったが、今回開発した「ひかるくん56」は日常食べている米飯よりもおいしく、毎回の主食と
しての合格点が得られました。
次に、高リン血症を呈する慢性透析患者に対して4週間にわたり、主食として「ひかるくん56」を使用した患者
11名での味覚テストでは全員が満足しました。また、高リン血症に対する治療効果は患者選定上不適切な者
(治療時高リン血症でなかった者)3名を除いて8名での治療前後のデータを統計的に処理した結果、有意義を
もって血清リン値は治療後に低下していました。
以上慢性腎不全患者の高リン血症治療に今回開発した低リン米「ひかるくん56」は有用であることがわかって
きましたので、第42回(社)日本透析医学会学術集会・総会にて報告されました。
今後の課題
現在のところ価格がやや高価であり、かつ供給量に問題があり、数千人分の玄米が確保されているのみです。
今後は消費者の希望が多くなるようであれば特別な生産体制が必要となってきます。品種と産地と栽培方法の
三つの要素を生産者が理解を示し安定した原料玄米の供給が期待されています。一方、米の食味はその年の
米の収穫状況に左右されることから、食味に影響する高度精米の技術の開発・熟練が求められています。
大好評です。 詳細はこちら
産地:和歌山県
産年:令和 3年
品名:高度精白米 ひかるくん56 無洗米
特徴:高度精白米・低リン米
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低リン米研究目的。
慢性腎不全患者における合併症の一つにカルシウム・リン代謝異常に起因する人生骨異栄養症があり、その
うちでも高リン血症の治療に対しては適切な薬剤がないといわれています。唯一ともいえる食事療法も制限が
多く種々の低リン食品が開発されてきましたが、十分に満足できるものではなかった。 食事の内で日本人が
日常主食としている米飯はタンパク質およびリン含有量が多いといわれています。このうち、タンパク質を残し
てリンのみを低下させたものがあれば好都合であるとの観点から低リン米の研究が始まったのです。
高度精白米・低リン米とは・・
日本人の主食であるが、従来より美味であるといわれる米は東北・北陸地方産であれ、タンパクおよびリンの含有量が一般に多く、腎不全患者にとって大変問題があった。米はデンプン層の表層部分にタンパク質が多く含まれるために、酒造用米に加工する場合や、タンパクアレルギー反応を引き起こすアトピー性皮膚炎患者用の米の加工と同じくデンプン層(胚芽層)の一部まで精米度をあげるか、あるいはタンパく分解酵素などによる特殊加工によりタンパく・リンの少ないデンプン主体の米とするかの、いずれかです。このように加工された米は保存期慢性腎不全患者および慢性透析患者にりようされて臨床検査上好結果を得ています。
しかし、味・食感・価格などの面よりみて問題があります。この問題をクリアするためにその米の品種・産地別のタンパく・リン含有量を検討し、その結果、瀬戸内の山側(生活排水の混じらない地区)で産出されるある種の米が最も少ないことが判明しました。また、特殊精米機により加圧撹拌洗米手段という特殊な方法により切削時に発熱させることなく、また、胚芽粒子組織を切断することなく精米し、一般の炊飯器により炊き上げてもデンプンのアルファー化が十分にできて美味なる「ごはん」として食べられるものが提供できるようになったのです。
まず、毎回食べる主食はその条件として味覚が大切と考え、和歌山信愛女子短期大学・食物栄養専攻科の女子学生による味覚テストを行いました。その後、慢性透析患者で高リン血症を呈する患者に使用し、臨床データへの影響を観察しました。
研究結果
味覚テストでは同時に比較した従来発売されている低タンパク低リン米(デンプン米)では常食としては「食べたく
ない」が圧倒的に多かったが、今回開発した「ひかるくん56」は日常食べている米飯よりもおいしく、毎回の主食と
しての合格点が得られました。
次に、高リン血症を呈する慢性透析患者に対して4週間にわたり、主食として「ひかるくん56」を使用した患者
11名での味覚テストでは全員が満足しました。また、高リン血症に対する治療効果は患者選定上不適切な者
(治療時高リン血症でなかった者)3名を除いて8名での治療前後のデータを統計的に処理した結果、有意義を
もって血清リン値は治療後に低下していました。
以上慢性腎不全患者の高リン血症治療に今回開発した低リン米「ひかるくん56」は有用であることがわかって
きましたので、第42回(社)日本透析医学会学術集会・総会にて報告されました。
今後の課題
現在のところ価格がやや高価であり、かつ供給量に問題があり、数千人分の玄米が確保されているのみです。
今後は消費者の希望が多くなるようであれば特別な生産体制が必要となってきます。品種と産地と栽培方法の
三つの要素を生産者が理解を示し安定した原料玄米の供給が期待されています。一方、米の食味はその年の
米の収穫状況に左右されることから、食味に影響する高度精米の技術の開発・熟練が求められています。
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